2019.07.10 臨時休診日のお知らせ
【臨時休診日のお知らせ】
7月22日~7月25日
宮崎県の山元リハビリテーションクリニックへYNSA(山元式新頭鍼療法)セミナーの出席の為、終日休診とさせていただきます。
尚、妊活治療中の方のみ、7月23日午後は遠赤外線とレーザー治療を行っています。
7月27日
学会出席の為休診といたします。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
2019.07.01 7月のスタジオレッスン予定表
7月レッスン予定表が完成いたしましたのでご案内いたします。
6月よりパーソナルトレーニング、ペアトレーニング(2人)、グループトレーニング、ウエスト・美尻トレーニングを行っています。こちらはレッスン予定表以外でのご予約となります。
詳しくは、お問合せください。
レッスンは、現時点で決まっているレッスンを掲載しています。
レッスン日は増える場合もしくは変更になる場合もございます。
その場合、ホームページのレッスン予定表は随時更新いたしますので
よろしくお願いいたします。
→ レッスン予定表(画像をクリック)
【ヨガレッスン料金】
初回体験500円
1レッスン(60分)1500円
回数券(10回分)10000円(税別)
2019.06.16 よくある質問Q&Aのご紹介
鍼は痛くないですか?
鍼治療に用いられる鍼は、注射針や縫い針とは違い繊細でしなやかなものです。
だから刺すような痛みはほとんどありません。髪の毛ほどの太さで、当院では特に痛みを感じにくいタイプの鍼を使用しています。
お灸は熱くないですか?
お灸は熱刺激なので熱くないと言ったら嘘になりますが、当院では、以下の写真のような温灸器というモグサを木の箱に入れるタイプのものを使用することが多いのでヤケドの心配もありませんし、とても心地の良いものです。
鍼はなんで効くんですか?
鍼灸による様々な反応を実証させた科学的な内容をご説明いたします。
1. 新陳代謝の活性化
体内細胞の細胞分裂を活発にすることで、組織を再生させる力を促します。
2. 血行の促進
血管を拡張させ、冷えや硬くなった筋肉などを改善します。
3. 鎮痛効果
脳内のモルヒネ様物質の分泌を促します。
4. 免疫機能が高まる
白血球・リンパ球・副腎皮質ホルモンの増加・分泌を促すことにより、病気の予防効果を促します。
5. 抗ヒスタミン作用
アレルギーによる喘息や皮膚炎などを抑える作用があります。
6. α(アルファ)波の誘発
心地よい眠りの状態を作ります。
などがあげられます。
以上のようにこりや痛みなど、一般的に知られる症状以外にも効果を発揮することがあります。
鍼灸をはじめとする東洋医学は、人に本来備わっている「自然治癒力」や「自律神経の働き」のレベルを高め、痛みや病気で傷ついた組織の修復、また組織を傷めることがないような身体作りをしていき、治療効果だけでなく予防医学としてもとても有効です。
鍼の衛生面について教えてください。
当院ではディスポーザブル(使い捨て)の鍼のみを使用していますので、血液を介しての感染の心配はございません。
鍼に合う人と合わない人はいますか?
治療のやり方に合う合わないや、好き嫌いはあると思いますが、鍼灸治療自体に合わないという事はないと思います。よく治療後の好転反応を合わないと感じる方もいらっしゃいますが、それは症状が治癒していく過程の一部として考えられます。当院では、好転反応のことをわかりやすく、温泉に入った後のダルさのような症状がでますとお伝えしています。ただし、治療後に好転反応が強く出てしまった場合は次回治療時に刺激量を調整するなどして対応していますので、ご安心ください。
鍼灸は癖になると良く聞きますがホントですか?
症状が改善されることで、次第に治療の必要はなくなりますので癖になるということはありません。ただ、生活習慣やお仕事の内容などにより、その状態を維持・継続するために月1回もしくは2ヶ月に1回の定期的な治療は必要になる場合があります。当院では、よく歯医者さんに歯のメンテナンスに通うのと同じようなものですとお伝えしています。定期的な歯のメンテナンスで虫歯や歯周病の予防に繋げるのと同じように、身体の症状も定期的なメンテナンスが必要と考えています。
2019.06.11 妊娠前の食事と妊娠迄に要した時間との関係
妊娠前に果物を食べる頻度が少なかったり、ファーストフードを食べる頻度が多いと、妊娠するまでに時間がかかることが4ヶ国の多施設共同研究の結果、明らかになりました。
大変興味深いないようでしたのでご紹介します。
妊娠前の食事内容によって妊娠しにくくなるかどうかを調べることを目的に、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、英国の4ヶ国、6都市の妊婦を対象にした研究を実施しました。
被験者は5598名の妊婦で、初めての検診時(妊娠14-16週)に質問票で果物、緑色野菜、魚、ファストフードの食べる頻度を回答してもらい、それぞれの食べ物の食べる頻度と妊娠迄に要した期間、不妊症(妊娠迄に1年以上かかった)との関係を統計学的に解析しました。
尚、被験者のうち不妊治療を受けた女性は340名(6%)で、ほとんどの女性は不妊治療を受けていませんでした。
その結果、果物の食べる頻度が少ない女性ほど、また、ファーストフードを食べる頻度が多い女性ほど、
妊娠迄の期間が長くなり、妊娠迄に1年以上かかることが多いことがわかりました。
果物の摂取頻度が最も少なかった女性は最も多かった女性に比べて
妊娠迄に0.6ヶ月長くかかり、不妊症が4%多くいました。
一方、ファーストフードの摂取頻度が最も多かった女性は最も少なかった女性に比べて
妊娠迄に0.9ヶ月長くかかり、不妊症は8%多くいました。
1日に果物を3回以上食べる女性と比べて、1日に1、2回食べる女性は妊娠迄の期間が6%、週に1-6回食べる女性は11%、月に2、3回食べる女性は19%、ぞれぞれ、妊娠する迄に長くかかりました。
反対に、ファーストフードを週に4回以上食べた女性に比べ、週に2、3回食べた女性は妊娠迄の期間が11%、週に1回の女性は21%、そして、食べなかった女性は24%、それぞれ、短かったことがわかりました。
不妊症の割合では、1日に3回以上果物を食べた女性に比べ、1日に2、3回食べた女性は7%、週に1-6回の女性は18%、月に1-3回の女性は29%、それぞれ高く、
反対に、週に4回以上ファーストフードを食べた女性に比べ、週に2、3回の女性は18%。週に1回の女性は34%、食べなかった女性は41%、それぞれ、低かったことがわかりました。
緑色野菜や魚の食べる頻度は妊娠迄の期間や不妊症と関連しませんでした。
これらの結果から、妊娠前の果物の食べる量が少なかったり、ファーストフードの食べる頻度が多かったりするとわずかな差であるものの、妊娠しにくくなる可能性のあることがわかりました。
以上
解説
これまで食事と妊娠しやすさの関係について、多くの研究報告がなされていますが、いずれも不妊治療を受けている女性を対象としたもので健康な女性を対象とした大規模な研究はありませんでした。
ファースフードの摂取や果物の摂取が妊娠率や妊娠までの期間との関連を示した大変興味深い論文です。
当院では、AGE測定(糖化測定)、体組成チェックにより、栄養指導を行っています。
妊活中の方は、まずは無料カウンセリングにお越しください。
現在の治療状況により、治療の方向性で悩んでいる方、何から始めたらいいのかわからない方、鍼灸が妊活によい理由などなんでもご相談ください。
TEL 088-678-9623
2019.06.11 子宮内細菌叢・子宮内フローラ検査について
最近、全国のクリニックで増えている 子宮内細菌叢・子宮内フローラ検査について論文が多数出てきておりますのでご紹介致します。
ただ、残念ながら徳島県ではまだ、子宮内フローラ検査をできる施設は、私は把握しておりません。
当院では統合医療生殖学会を通して神戸の「英ウイメンズクリニック」をご紹介させていただいております。
反復着床不全や着床障害でお悩みの方は、こういった検査も検討されてみるのも良いかと思いますよ。
☆子宮内細菌叢・子宮内フローラ検査について☆
【子宮内細菌叢・子宮内フローラって?】
健康な女性の生殖器には、ラクトバチルス属と呼ばれる菌が多く生息しています。
いわゆる善玉菌といわれるものです。
この菌群が様々な理由で減少すると、カンジダ腟炎や細菌性腟炎等を発症させると考えられています。
次世代シーケンサー(NGS)という最先端の遺伝子解析技術を利用することにより、子宮内のフローラ(細菌叢)のバランスを網羅的に解析することが可能です。
人間の体重の1-3%は細菌と言われています。人間はたくさんの細菌と共存して、健康を保っています。
最近は、腸内フローラ、皮膚フローラについてTV番組でよく取り上げられています。腸内フローラが乱れると、便秘や下痢だけでなく生活習慣病や老化などにも関係すると言われています。肌フローラが乱れると、肌荒れや吹き出物などを引き起こすと言われています。今回は、子宮内膜にいる細菌が、生殖に大きな影響を与えているかも知れないという論文です。
以下、論文紹介
「子宮内膜の細菌環境が不妊治療に及ぼす影響について」
女性の生殖器における細菌の役割で、よく知られているのが膣の自浄作用です。
健康な膣内にはラクトバチルスという常在菌がおり、女性ホルモンの働きで作られるグリコーゲンを発酵させて乳酸を作り、これにより膣内を酸性に保ちます。
このことが、大腸菌などの病原菌の繁殖を防ぎ、膣内を清潔に保っています。膣の細菌環境の乱れは、流早産などの産科合併症と関係があるとされています。
現在、子宮内膜の細菌についてはあまりよくわかっていません。
この論文では、従来の細菌培養とは異なり、次世代シークエンサーという遺伝子を調べる機械で、子宮内膜から採取した組織にいる細菌のDNAを調べ、子宮内膜にどのような細菌環境があるかを調べました。
論文で調べているのは以下の3点です。
①子宮内膜と膣の細菌環境の違い
②子宮内膜の細菌環境が性ホルモンの制御を受けているか
③子宮内膜の細菌環境が及ぼす生殖医療 体外受精への影響
論文の研究方法と結果です。
①13人の妊娠歴のある女性から黄体ホルモン投与後2日目着床期前と7日目着床期後の細菌を調べた結果、膣と子宮内膜の細菌環境はラクトバチリス優位であることは共通ですが、その割合や他の細菌の種類などは差異があり、異なる細菌環境でした。
LD群 : ラクトバチリス優位な子宮内膜(ラクトバチリスが90パーセント以上、lactobacillus dominant microbitoa)
非LD群 : ラクトバチリスが優位ではない子宮内膜(90パーセント未満である)
に分類しました。
②22人の妊娠歴のある女性から44のサンプルをとり調べました。黄体ホルモン投与後2日目着床期前と7日目着床期後の細菌を調べました。
結果、両者に有意差はなく、子宮内膜の細菌環境は性ホルモンによる制御は受けていないという結果でした。
③体外受精中のERA検査子宮内膜受容能検査で受容能ありとされた女性35人から41サンプルを調べました。
非LD群では体外受精における着床率、妊娠率、妊娠継続率、生児獲得率が有意に低くなりました。
LD群 vs 非LD群
着床率 60.7vs23.1%
妊娠率 70.6vs33.3%
妊娠継続率 58.8%vs13.3%
生児獲得率 58.8%vs6.7%
論文では、子宮内膜にも膣と同様の自浄作用あるのではと、子宮内膜の酸性度を測定しましたが、LD群と非LD群では差がなく、非LDの細菌が起こす炎症が病因ではないかと筆者らは推測しています。
以上より、今回の研究では、子宮内膜の細菌環境が不妊原因及び着床の阻害因子である可能性の一つであることを示唆しています。
論文の内容をそのまま掲載したのでわかりにくかったかもしれませんが、詳しい解説をご希望の方は、当院では、無料妊活カウンセリングを行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
妊活中の方は、まずは無料カウンセリングにお越しください。
現在の治療状況により、治療の方向性で悩んでいる方、何から始めたらいいのかわからない方、鍼灸が妊活によい理由などなんでもご相談ください。
TEL 088-678-9623
最新の投稿
- 2024.12.153食しっかり食べないと 痩せない理由
- 2024.12.12無月経と鍼灸治療:自然なアプローチでホルモンバランスを整える
- 2024.12.12年末年始に気をつけたい身体の不調と鍼灸治療のすすめ
- 2024.12.10タンパク質を摂っているのに筋肉がつかない原因
- 2024.12.06痩せない原因は皮下脂肪?
カテゴリー
- お知らせ (153)
- 鍼灸治療 (68)
- 不妊治療 (61)
- 不妊鍼灸 (51)
- 妊活 (43)
- 自律神経の不調 (34)
- YNSA (29)
- 患者様の声 (21)
- 食育、栄養 (14)
- AGE(最終糖化産物)について (12)
- 美容 (11)
- ニュースレター (10)
- ヨガ (10)
- 理学療法士のリハビリテーション (10)
- 美容鍼・エステ (10)
- 更年期障害の鍼灸治療 (9)
- ダイエット (9)
- セミパーソナルトレーニング (8)
- マッサージ (6)
- パーソナルトレーニング (4)
- 遠絡療法 (3)
- 男性不妊 (1)
月別アーカイブ