2020.03.30 妊娠に有利なタイミングの取り方
当院では、月経周期に合わせてタイミングの取り方についてアドバイスさせて頂いたり、鍼灸治療を行っています。
その中で、患者様をカウンセリングしているとよく御質問がある夫婦生活のタイミングの取り方についてですが、私は排卵日以外でも性交を取る事をおススメしています。
今回、インディアナ大学の面白い論文を見つけましたので要訳致します。
『排卵期以外でも性交することで免疫的に妊娠に有利になる』
という論文です。
月経周期を通して性交回数を増やすことで免疫システムが妊娠に有利に働くようになることがアメリカの研究で明らかになりました。
インディアナ大学のキンゼイ研究所の研究者らは、月経サイクルに限らず性交回数の多いカップルほど妊娠率が高くなるのは、性行為そのものが免疫システムに影響を及ぼしているのではないかと考え、研究を実施しました。
30名の健康な閉経前女性に、月経サイクル中の月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4回、唾液を提供してもらい、唾液中の生殖ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)や2種類のヘルパーT細胞(Th1、Th2)が放出するサイトカイン(IFN-γ、IL-4)を測定し、それぞれの値の月経サイクル内の変動と性交との関係を解析しました。
その結果、性交のあった女性では、黄体期に妊娠に有利に働くサイトカインが優勢でしたが、性交のなかった女性ではみられませんでした。
このことから、性交によって月経周期中の免疫反応が妊娠に有利に働くようなるのではないかとのことです。
精子や胚、胎児は女性の身体にとっては「異物」ですから、女性の免疫システムは、当然、それらを排除しようとし、妊娠、出産することの障害になります。
つまり、そもそも、免疫と生殖、すなわち、外からの侵入者を排除し、自分の身体を守る働きと、精子を受け入れ、遺伝的に自分の半分の胚や胎児が成長していくことの間には大きな「矛盾」があるというわけです。
ただ、これまでの研究で、精子を子宮の入り口で排除していた頚管粘液の質が排卵が近づくと変化し、精子を受け入れるようになったり、体外受精の採卵や胚移植の前後に性交することで射出された精液が女性の免疫システムが胚を攻撃しないように働いたり、妊娠すると女性の免疫システムが変化し、胎児を守るように働くようになったりすることが知られていました。
その一方で、排卵期以外でも性交回数が多いカップルほど妊娠しやすいのは、性交そのものにもそのような効果があるのではないかとの仮説のもとに今回の研究が実施され、そのことが確かめられました。
性行為をたくさんの回数行うことによって、タイミングだけでなく、免疫システムが妊娠をサポートしてくれるというのです。
このことは自然妊娠だけでなく、人工授精や体外受精、顕微授精の治療周期でも同じことが言えるはずです。人工授精でも、体外受精でも、顕微授精でも、たくさん、性交したほうが妊娠に有利になるということになります。
また、当院で販売中のショウキT-1に含まれる8種類の糖鎖は細胞のレセプターになり細胞間の情報伝達や細胞間のコミュニケーションを良くする事で免疫反応の正常化が見込めます。
『免疫が正常に働く事は妊娠に有利になります。』
つまり、ご夫婦が仲良しするということがどれだけ妊娠について良いかということがわかりますよね。
2020.03.10 肥満と不妊症の関係
肥満は不妊症の原因になる
太っている方は不妊になりやすいと言われています。
この事実について、多くの方は知っているようで、実はあまり意識されていないのではないかと思います。
肥満の患者様に”太っているから痩せなさい”とは中々言いにくいのですが、実際、肥満は明らかに妊孕性の低下につながるという事実があります。
肥満とは?
肥満を定義するうえでは、まずBMI(ボディー・マス・インデックス)について理解する必要があります。
BMI= 体重kg ÷ (身長m)2
適正体重= (身長m)2 ×22
という計算式があります。
BMI(Body Mass Index)は肥満の指標として世界的に広く用いられています。
WHOは、BMI 30以上を肥満と定義しています。
一方、日本ではBMI 25以上を肥満と定義しています。
これは日本肥満学会が定義した基準で、日本人の場合はBMI 25を超えたあたりから、
耐糖能異常
糖尿病
脂質代謝異常症
高脂血症
高血圧
といったいわゆるメタボリックシンドロームと呼ばれるような病気の発症頻度が高まることが理由のようです。
【肥満が不妊につながる理由】
肥満が妊孕性に与える影響について、大きく2つの理由が考えられます。
①排卵障害(排卵がうまく行かない状態)になりやすい、また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)との関連性が高い
②胚の質の低下による妊娠率の低下そして、、流産率が上がる
肥満と排卵障害、インスリン抵抗性、PCOS、糖尿病、子宮体癌との関係
PCOS患者の肥満頻度は約20%とされています。(肥満を伴わないPCOSというものもあります)。
肥満はインスリン抵抗性(細胞が糖をエネルギーとして取り込むために必要なインスリンが効きにくくなる状態)を高め、高血糖をもたらします。
これらは将来的に糖尿病のリスク因子になります。
また、インスリン抵抗性が高まると排卵自体がしにくくなり、結果として月経異常(無月経、希発月経など)を起こします。
肥満に月経不順を伴う方では、将来的な子宮体癌のリスクが高まるとも言われています(月経不順のある方は古い子宮内膜が更新されずに長く子宮内に留まることで、このような古い内膜から異型内膜(前癌状態)が発生し、その一部がさらに癌化につながるという指摘があります)。
肥満が必ずしもPCOSの原因になるという訳ではありませんが、PCOSに肥満が合併する頻度が高いこと、PCOSはそもそもインスリン抵抗性がベースにあることが多いことから糖尿病との関連も指摘されていること、また、肥満自体もインスリン抵抗性を高める可能性のあること、肥満、PCOSが排卵異常、月経異常と関係すること、このような症例の中から子宮体癌の前癌状態が発生しやすいこと、また、糖尿病、高血糖自体が癌のリスク因子であること、など、肥満とPCOS、インスリン抵抗性、糖尿病、排卵異常、子宮体癌のリスクなどの関係性を知っておいていただきたいと思います。
身体の糖化度、耐糖能異常を調べてみたい方はご相談ください。
当院ではSHARP製のAGEs(最終糖化産物)測定器を使って糖化を調べることができます。
AGEsと不妊の関係は生殖医学会でも話題の一つとなっています。
一度調べて見られても良いかと思います。
2020.03.03 エステ後のお化粧直しセットをご用意しました!
Soraでは、エステ終了後のお化粧直しのセットをご用意しています^_^
スキンケアモニターやフェイシャルエステにお越しの方にご利用いただけるようにしました。
こちらの商品は、スキンケアモニター終了後にお気に入り頂いた方には10〜15%OFFでご購入できます✨
左から
①高保湿クリーム
②美白美容液
③化粧下地+ファンデーション+日焼け止め
④パウダーファンデーション
⑤おしろい
スキンケアモニターは、あと残り7セットとなっております。
お早めにお申し込みください。
モニター期間中は、「美容鍼」「エステ」「お身体のメンテナンス」が大変お得な3850円でご利用いただけます。
2020.02.24 3Dフィットネス ダヴィンチボード のご紹介
「当院のトレーニングの特徴」
1.運動のプロ 理学療法士による完全個別レッスン
2.アメリカ発徳島初 ダヴィンチボードを使ったエクササイズ
です!!
「ダヴィンチボード」って何??
と思う方もいると思いますのでまずは ↓ の写真をクリックして
動画をご覧下さい!
このように、板の上に乗ってゴムバンドを使うのですが、
これがなかなか楽しいーーーーー!!!!!
楽しいだけじゃなく360°の角度から負荷がかかってくるので30分程度の
エクササイズでもしっかり効果を出せる優れものなんです!!!!
体験したい方は2500円(税別)ですので是非お問い合わせ下さい♪
↓クリック
2020.02.24 ぎっくり腰・慢性腰痛・椎間板ヘルニアにご注意
冬場は、とても下半身の冷える季節です。
当院でも、1月から腰痛の患者様が急増しています。
1月から新規の患者様の内、腰の痛みを訴える方だけで延べ32人診させていただきました。
特に多いのが「ぎっくり腰」、「腰椎椎間板ヘルニア」です。
ほとんどの患者様が、「慢性腰痛」を持たれている方で寒くなってきてから悪化したケースが多くなっています。
「ぎっくり腰」の場合
ほとんどの場合が、腰の筋肉の炎症によるものですから1~3回程度の鍼治療で改善することがほとんどです。
ただし・・・
「腰椎椎間板ヘルニア」の場合
腰の椎間板が腫れてもしくは逸脱してしまい神経を圧迫して痛みやしびれが発生しているので、ぎっくり腰と違い炎症のある部分が身体の深いところにあるため、少し気長な治療が必要となる場合があります。
ヘルニアの場合ですと、当院では鍼灸治療以外に「近赤外線治療器」や「遠赤外線治療器」「理学療法士による手技療法」を併用して、あの手この手で症状にアプローチしていきます。
つまり、ヘルニアの炎症はそれだけ治まりにくいのです。
皆様、当院からのお願いです。
「慢性腰痛」の時点で一度早めにお越しください。
「ぎっくり腰」ならまだしも「腰椎椎間板ヘルニア」の場合は時間がかかります。
ひどく痛くなる前の治療というかメンテナンスの方がはるかに簡単で頻回にお越しいただく必要はありません。
腰があやしいと思っておられる方は一度ご相談ください。
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