2020.11.26 なぜ肩こりが治らないのか?正しい肩こりの治し方!
【そもそも肩こりとは??】
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
【原因】
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背など)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、冷房などが身体を冷やしてしまうなどが原因といわれています。
よく肩こりは、3大原因として【筋肉疲労】【血行不良】【末梢神経のダメージ】などと言われています。
ですが、当院では4つ目の原因として【慢性痛の悪循環】を考えています。そして、これこそが最も肩こりが治らない原因だと考えています。
【慢性痛の悪循環】とは何かというと、
1.痛みやコリ(知覚神経の興奮)
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2.交感神経の興奮(血管の収縮)、運動神経の緊張(筋肉の緊張)
⇩
3.血流障害
⇩
4.酸素、栄養不足
⇩
5.痛みの原因物質が蓄積する。
⇩
1.へ戻り悪循環となる。
この悪循環のスタートでもある知覚神経の興奮は、肩を強い刺激でマッサージしたり、肩こりが気になるからといって触りすぎたりすることで起こります。さらに肩への強い刺激は筋線維を壊すことになり、これを繰り返すと筋線維が硬くなり、慢性の肩こりの原因となってしまいます。
【正しい治し方とは??】
肩こりは上記の悪循環を断ち、肩周辺の血流状態を正常に保ち、肩こりの原因筋へ酸素や栄養を運んでやることで改善されると考えます。
~悪循環の改善~
×気になるからよく触る
⇩⇩
○気になる時は肩甲骨を動かして肩周辺の循環を良くしてあげる
×肩こりが酷いので強く揉んでもらう→交感神経興奮、筋緊張強める
⇩⇩
○鍼灸治療により自律神経を整え、鍼通電により筋を緩める→交感神経抑制、筋緊張緩和
特に慢性の肩こりの人はこの2点に気を付けて改善していきましょう。
その他、肩周囲のトラブルも原因別に、運動指導、食事面の改善、適切な治療のアドバイスをさせて頂きますので気軽にご相談下さい。
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