2021.02.18 デスクワークや重量作業でかかる腰への負担!?若くてもなり得る慢性腰痛。
徳島県徳島市応神町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
デスクワークや重量物を持つような作業の人は働いている人の中でも多くを占めていると思います。このようなお仕事での腰へのリスクについて解説していきます。
【デスクワーク・重量作業での腰への負担】
デスクワークをしている時、つまり前傾姿勢で椅子に座っている時の腰椎椎間板(腰の骨と骨の間にあるクッションの役割をしている物質)への負担は立っている姿勢と比較して1.8倍もの負荷がかかっています。さらに重量物(20kg程度)を立てった状態で持ち上げると4.7倍もの負荷がかかります。
【椎間板に負荷がかかるとどうなる?】
そもそも椎間板は一生を通じて負荷がかかるものなので、20歳前後からクッション作用が減少していきます。上記で述べた通り仕事上で負荷の強い人なら尚更変性は早くなり、若い人でも慢性の腰痛になるリスクは高いです。
このような状況が続くとクッション(線維輪)が潰れ、クッションの中身(核)が外へ出てしまい、周囲の神経を圧迫します。これが腰椎椎間板ヘルニアと言われている状態で、腰、足の痛みやしびれの原因となります。ここまで酷い状態にならなくても腰椎や椎間板の変性は誰もが起こるものです。
【慢性腰痛にならない為に】
椎間板自体には血管が無く、栄養供給は軟骨や周囲からの拡散によって栄養されるので腰周辺の血流が悪いと栄養不足となり椎間板のクッション性が損なわれます。さらに腰椎や椎間板の変性が進むと、周囲の筋肉で補おうとし筋肉への負担が増え腰痛の原因になります。
つまり腰周囲の血流量を常に良い状態に保っておくことが重要かつ、椎間板への負担の無い動作を心掛けて下さい。(椅子での作業中は前傾姿勢は避ける。重量物を持つ時は膝を使い出来るだけ腰椎への負担を減らす)
【腰痛治療】
腰痛には主に腰周囲の血流改善を目的に鍼灸治療を行います。局所の腰周囲への鍼通電により筋肉の緊張を緩和し、腹部への圧迫、赤外線照射による腰周囲の血流改善を図ります。(腰周囲の筋肉を栄養する腹大動脈へのアプローチ)
慢性の腰痛に関しては、頭鍼や遠絡療法を治療に取り入れる場合もあります。
頭鍼、遠絡療法に関してはこちらをご一読下さいhttps://www.sora-hari.jp/acupuncture/
腰に違和感のある方は、遠慮なくご相談下さい。
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