2022.09.02 その股関節の痛み変形性股関節症かも!?
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は股関節の痛みの原因で多くを占める、変形性股関節症について書かせて頂きます。
【変形性股関節症ってなに?】
変形性股関節症は股関節にある軟骨(クッションの役割)が変形や、摩擦によって関節に炎症を起こす事により痛みや関節可動域制限が起きる疾患です。主には加齢による関節の変形を原因に発症しますが、子供のころに股関節の発育不全や、過去に外傷による股関節の脱臼、亜脱臼があると発症のリスクは高くなります。女性は股関節の発育不全が男性よりも多く、必然的にこの疾患も女性の割合が高くなります。
変形性股関節症はレントゲンにて診断するので、立ち上がりや歩き始めに股関節の痛みがあれば一度病院で診察してもらいましょう。
【変形性股関節症の治療って?】
変形性股関節症に対して当院では鍼灸治療や、運動指導などをメインに痛みの緩和に努めていますので、具体的にご紹介していきます。
・鍼灸治療―鍼灸治療では炎症部位周辺への刺鍼を行い、循環改善と共に炎症を鎮静する事を目的に治療を行っていきます。さらに股関節の痛みにより代償的に使用した筋肉の筋緊張を緩和する事で、筋原性の痛みや、可動域制限の改善を図ります。
・運動指導―鍼灸治療では変形した関節自体を修復することはできないので、関節に負担をかけないように周辺の筋力トレーニングを行います。主に鍛えていくのは大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉、お尻の大殿筋、中殿筋の筋力強化を目的とします。これらの筋力トレーニングは自身でも簡単に出来る内容なので、お家でのリハビリにも活用する事が出来ます。
【筋力トレーニングの必要性!!】
股関節の形成不全や外傷による脱臼、亜脱臼を経験している人は、今後年齢を重ねていくに連れて痛みの再発が考えらえれます。年齢とともに関節の変形は全ての人に訪れる現象ですが、関節形成不全や脱臼、亜脱臼を繰り返している人は他の人に比べて関節への影響が大きいと言えます。ですので、出来るだけ関節に負担を与えないように股関節周りの筋力をつけておくことが大切になります。
【気軽にご相談下さい】
変形性股関節症では痛みの原因にも関節の滑膜の炎症や、軟骨の破壊、硬化によるもの、周囲の筋肉の疲労からくるものと様々あります。さらに変形性股関節症の原因となる疾患も股関節の発育不全からくるもの、外傷による脱臼、骨折、すべり症などからくるもの、年齢による変形からくるのもなどがあります。自身の症状が当てはまらなくても股関節に違和感を感じたら一度ご相談下さい。
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